症例報告「オスグッド」

患者10代男性
来院した時期2017年2月頃

主な症状

去年の4月頃から両膝が痛みだす。特にかがむ時に痛みが増す。病院での検査結果はオスグッド。

部活動を制限しながら、2016年4月から2017年1月までの10か月間接骨院に通院。しかしなかなか痛みが治まらないので、当院に通う母親の紹介で来院に至った。

その他で気になる症状

特になし。

施術内容

初回のポイント
まず膝の裏(膝窩筋)に対して足首からアプローチする。そして腰(腰方形筋)に対して持続圧での骨盤調整でアプローチする。

1週間後の二回目のポイント
太ももの内側(内転筋)に対してグリッピングでアプローチする。

2週間後の三回目のポイント
お腹と足の連動を高める自己調整法を行う。これにより痛みが出にくくパフォーマンスも上がる身体に使い方を学んでもらう。

1ヶ月後の四回目のポイント
足裏の硬結を緩めていく。初回から2が月経った4回目の施術後ではひざの痛みもほとんどなく、部活動にもフルで参加していると報告を受ける。

考察

オスグッドというと太もものストレッチを勧められるが、それだけでは解決しない。膝は足裏、腹部までつながっているので連動してみていかないと回復に時間がかかる。

痛めた原因は上半身と下半身を別物として扱っていた本人の身体の使い方である。痛みをとることも大事だが、ケガをしにくくパフォーマンスを上げる身体の使い方まできちんと指導することが最も大事である。