症例報告「右腕・右足の痺れ」

患者30代女性
来院した時期2016年8月頃

主な症状

交通事故で頸椎捻挫・腰椎捻挫の診断を受けたが右腕、右足の痺れがいつまでも残る。当院から「体質改善コースのご案内」のはがきを見て、2年ぶりに来院された。

その他で気になる症状

腰痛・首の痛み

施術内容

体質改善コースの希望であったため、施術をメインとするのではなく体感覚を養うことをメインに進めていった。力みのない身体にしていくため、「呼吸のニュートラル」を知ってもらい、そこに居続けてもらうことを課題とした。1ヶ月目:肩の緊張が強く、胸椎の後湾もあまりない状態であったので、肩の緊張を抜く・胸椎の後湾をつくる自己調整法をしていく。2ヶ月目:腹部(特に下腹部)の力を養うため、腹部疎通をメインに進める。 3ヶ月目:呼吸も落ち着き、感情もコントロールできてきたと報告を受ける。状態も安定してきたので普段の生活の動き方を見直すことを課題とし、脱力できる身体づくりを進めていき体質改善コースを修了した。

考察

自己調整法による体感覚の磨きで不調体質から抜け出すことのできたケースである。緊張が強く残る身体から、呼吸のニュートラルで脱力できる身体に改善できたことにより症状を自分でコントロールできるようになった。自分で改善したという認識があると、この先でてくるかもしれない不調に自分で対処できるようになるので、常に自分の状態を観察していってほしいと思う。