症例報告「妊婦さんの腰痛」

患者30代女性
来院した時期2017年3月頃

主な症状

左腰からお尻にかけて痛みがあり、就寝時に仰向けで寝ることができず右側を下にして寝ている。 歩行時にも痛みが強く、スーパーで買い物の際にはカートにつかまりながら歩くことでなんとかしている。

その他で気になる症状

O脚、食いしばり

施術内容

まずは仰向けで首・頭から全身を緩める。頭蓋の緊張を解くと全身が緩むだけではなく食いしばりの原因の改善にもなる。

妊婦さん特有の反り腰の代償となっている前重心を正すため、大腿骨、膝関節、足首の矯正を持続圧で行う。最後に骨盤を緩め、持続圧で骨盤に動きを出せるよう誘導する。

仰向け、横向きで寝てもらっての施術の後、最後は座位で調整してこの日の調整を終えた。施術後は楽に歩けるようになったことを確認し、妊婦さんでもできる体の使い方を伝えた。

考察

妊婦さん特有の反り腰からくる腰痛であった。頭蓋の緊張も強く、そこからくる食いしばりもあった。

妊婦さんに強い圧や瞬間矯正はお腹の赤ちゃんに負担がかかるので行わず、持続圧での施術で行うのがベストである。

妊婦さんでも体の使い方次第で腰痛が緩和することを伝え、それができる身体に調整できたことが結果につながった。