患者 | 30代女性 |
来院した時期 | 2020年2月頃 |
主な症状
度々腰痛はあったが、長くは続かなかった。
出産を機に、腰痛が長引くようになり、3人目の出産を終えたあたりからお尻の痛みと左足の裏・側面の痺れが出てきた。
整形外科では座骨神経痛と診断され、ロキソニンと湿布を処方されたが改善することはなかった。
肩付近の慢性的な痛みもあり、持病もあることから、体質改善をしたいと思い整体院を巡るようになった。
なかなか結果が出ないなか、友人から当院を紹介され来院に至った。
その他で気になる症状
爪甲剥離症、股関節痛
施術内容
股関節の過度な内転が大きいと判断し、まずはそこの調整から入った。
股関節の調整で左足の痺れが半分になり、お尻のいたみもあることから尾骨の調整を行う。
そうすると座骨神経痛の症状が7割ほど消えたというので、併せて腓骨調整をし、骨盤調整を終えたころには下腿の痛みはほとんど感じられなくなった。
その後、頭蓋仙骨療法で全身の緊張を解いていき初回の施術を終えた。
3回目の施術日には座骨神経痛が2割ほどになり、爪がきれいに生え変わったという報告を受けた。
考察
骨盤や脚の調整が2回目以降はあまり必要ない状態であった。
頭蓋仙骨療法を受けていると「体の中で何かが流れていく」という感覚があったという報告から、硬膜のこわばりが原因であったと推測される。
頭蓋仙骨療法で脳脊髄液の流れが促進され、自身が持つ治癒力が発揮された結果であった。